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注文相撲の語源と横綱「鶴竜」 [スポーツ]

注文相撲とは立合いの際の変化の事。

「注文」とは作戦を意味する。

立ち会いの後、相手にぶつかりに行くのではなく、体を右、あるいは左に変化させて、突進してくる相手の勢いを利用して倒す。

奇襲作戦、心理作戦の一種。

参考サイトhttp://deliciousway.sakura.ne.jp/sumo/shiryou7.htm

叩き込みを決めるケースが多くあり、注文相撲と称されるが、上位力士に奇襲を仕掛けるような場合でもない限り、あまり誉められた技とは言えない。

叩き込み(はたきこみ)とは、相撲の決まり手のひとつである。

突きや押しの攻防の中で、体を開き、相手の肩や背中をはたいて倒す技。

引き落としは体を開かない点でこの技とは異なる。





2014年【大相撲】九州場所 横綱「鶴竜」が「豪栄道」と対戦。

横綱鶴竜が、まさかの変化で大関豪栄道を下して1敗を守った。

立ち合いで右に変わり、すかさずはたき込み。

期待された好取組は、わずか0秒9で終わった。

横綱らしからぬ相撲に、満員の場内は騒然とした。ため息とどよめきが起こり、ヤジも延­々と飛び交った。

横綱「鶴竜」の注文相撲に、観客からも野次がとんだ。

土俵上で相撲をとっている力士にしてみれば、どんな手段をとっても白星をつけたい。

ルール上、立合いの際の変化は、横綱がしたからといって反則ではない。

相撲ファンは、正面からのぶつかり合いでの勝利を期待している。

観客はお金を払っている以上、横綱としての相撲を期待するのも理解できる。

私も、横綱には注文相撲はしてほしくない。

横綱は、立ち向かってくるものをがっちり受け止め、跳ね返し、後進の力士や下位の力士の技能や力量の向上の糧にならなければならない。

人格的にも目標となるような振る舞いが求められる。

普通に強いだけでなく、そういういわばハンデをしょってそれでも勝たなければならないのが横綱だから、昇進には大関での二場所連続優勝、という過酷な条件が設定されてる。

そういう伝統や文化、しきたりからくる前提からすると、横綱と対戦する力士は、横綱「鶴竜」ががああいう風に、注文相撲をするとは考えない。

だからこそやれば鮮やかに決まるのだ。

上記のように、下位力士からの奇襲であれば、許されている部分もあるが、今回は横綱からの奇襲ということで、相撲ファンからの、野次は、仕方なしといったところか。

横綱「鶴竜」も、苦しいところだ。

勝ち残りの控えに座り、怒号を一身に浴びた鶴竜は「勝ちたい気持ちが強すぎた。そういう気持ちに勝てなかった」と、まるで敗者の弁のようにつぶやいたそうだ。

力士は、親方からの注意より、ファンからの、野次が一番へんこむじゃないかな?

少しだけ横綱「鶴竜」を擁護させてもらえば、これまでの、相撲の取り口そのものが、叩き込みが24%もある力士なのだ。

押して、叩き込むか、初めから変化して叩き込むかの違いはあるにしても、引いて勝つ事には、抵抗がなかったはずである。

こらからは、横綱としての自覚が芽生えてくれば、相撲の取り口も変わってくるだろう。
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